2009年6月4日木曜日

肝が座る

と ある禅僧のお話しの引用です。

「心配というのは必ず頭の上の方でするものであります。」
どてっ腹で心配してくださるなら大丈夫なのですが、頭で心配しますと、
その心配が心配を積み重ね、コンピュータに心配というプログラムを埋め込むのです。
そうすると何を見ても、何を聞いても心配の種になっていくのです。
プログラムを組み込んで、心配だ、心配だ、心配だと、お天気が悪いと心配だ、
お天気が良くなると心配だとなります。
何もかも心配の種にしてしまうのだから、道が開けてきません。
本当に安心の目覚める方向にには向きません。
そこで、「頭で心配することを止めなさい」と言うのです。
「相手にしない、邪魔にしない」と言うのです。
「自分の命の働きの中心は、このどてっ腹、しかもどん底の方に置きなさい」
と言うのです。
自律神経の塊がこのお臍の下の丹田といわれるところにちゃんと充実しておるのです。
ここに命の中心をおきなさい。
そうすればああかな、こうかなという心配は段々に気にならなくなってくるのです。

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