最初に能を見た時に、能楽師の足運び、
特に足の甲が一定の角度で乱れず
足の指が甲側に折れることは決してないことに驚いた。
「能に学ぶ身体技法」の神髄に触れる前に、
この足(甲部・踵・前足首)の形について「なるほど」と
膝を打つ記述がありましたので写真と共に抜粋。
あまりに表面的表現ではありますがポイントは二つ。
(1)足裏三点立ち(右図)
この三点を意識して実際に歩いてみると、確かに
甲がむしろ膨らんだ形が維持できることが実感できる。
(2)足首の前方(踵と反対側)を折る(吸い込む感覚)で
踵を支点に上げる、下げる・・・
この足運びは、上述のような表面的なものでなく、
大腰筋や股関節に関連したより深いところにポイントがあり、
能楽師の「すり足」に繋がっていくのですが
本稿ではとりあえずここまでにしておきます。
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