同窓会の類いから足が遠のいて、どのくらい経つのだろう・・・・
この歳(ある歳)になると、同窓会や会社OB会のお誘いがグンと増えてくる。
とりわけ、嫌っていた訳でもなく、たまたま、別の計画とかち合うことが多く
失礼してしまう状況が続くうち、出席することにさほど興味がなくなっているのが本音。
確かに故郷の同窓生、学生時代の仲間、昔の仕事仲間は懐かしい。
会えば、心はその時代に舞い戻り、楽しいひとときを過ごせるだろう。
しかし、その時代の仕事ぶりを振り返る時、それはその時代の出来事にすぎず、
今の時代には必ずしも合わない自慢話の域を出ないことが多い。
もし、その中に現役がいたら、先輩方は自分の経験で現状を批判的にもの申し、
現役者は表面的には取り繕っても内心では「時代が違います」と思うに違いない。
(若い頃の自分がそうでした・・・・)
現状を語り合うも良しだが、
そのほとんどがそれぞれの病気の体験談や健康維持法の披瀝に終止することが多くなる。
何をするにつけ、旧友との交わりは、確かによけいな努力なしに仲間として入っていける。
その反面、その時代に冠っていたそれぞれの殻を破れない煩わしさがつきまとう。
そういったことに興味を持てない自分がいるのも事実。
退職以来(正確には退職が近づき、時間にもゆとりができ始めた頃から)、
自分の趣味仲間との付き合いの輪を広げてきた。
思い返せばずいぶん長年にわたって熱中したゴルフ。
前半は仕事仲間とのプレー主体だったものの、後半は練習場での仲間、更にはクラブでの
競技会仲間との触れあいが主体となった。
現在熱中まっただ中のダイビングしかり。
スポーツクラブでのダイビング仲間との触れあいに始まり、現地サービスやネットを通じて
海中写真仲間との交流へと広がっている。
経歴や地位に無関係、さらには年齢を超えてただいまのことがらを楽しみ合える仲間。
そこには「先」があり、ささやかではあっても「挑戦」がある。
過去を振り返りながら生きるより、新たな出会いを目指して生きることの喜びを求め、
日々新たな人生でありたいと願う。